女の方にとって、おへその臭いなど気になる事です。
特に痒い、変な汁が出て膿かもと病気を懸念します。
また、生まれたばかりの新生児のへそのケアについても心配です。
臭いの理由などへそについてを探ってみました。
へその臭いの理由は
女の方は特に臭いに対して敏感に反応したりします。
ですから体臭にもかなりの部分気を使います。
体臭は、汗を栄養分として取り込む細菌が繁殖し、その細菌が臭いの物質を作り出しているのです。
これが体臭など不快な臭いを発生させる仕組みなのです。
へその臭いの発生もこれと同じ理由によるものです。
ただへそは汗をかく場合だけではなく垢や汚れが溜まりやすく、これを栄養素とする細菌が特に繁殖しやすくなり臭いの発生に繋がります。
ですから、その汚れと細菌となる臭いの物質をきれいに洗ってあげれば良いのです。
但し、デリケートな部分ですので石鹸などを直接擦りつけたりしないように、液体ソープなどで良く泡だてて優しく擦らないように洗ってあげることが肝心です。
ただむやみに触り過ぎたり、洗い過ぎたりすると引っ掻き傷などが出来、そこから細菌感染して炎症を起こしたりします。
顕著な例として悪臭が出始め、お腹が痛くなったり膿のような汁などが見とめられたり微熱も出たりする様な場合は病気が疑われます。
これは臍炎(さいえん)とか臍肉芽腫などというへそが化膿する病気で、新生児から乳児期にかけても発症しやすいものです。
正しいへその掃除方法をもとにケアするのが一番安心でしょう。
へそが痒くなるのはどうしてか
へそが痒い原因としては、主に二つの理由があるようです。
ひとつはへその表面に原因がある場合と、へその奥に原因がある場合があります。
へその表面が痒いというのは、大人ではまれです。
子供や赤ちゃんに多く見られます。
皮膚表面の感染は乳幼児でなくても起こりますが、起きるのは幼児くらいまでです。
臍帯(臍の尾)が取れた時に、へそが赤く盛り上がってじくじくとしてしまい、その周辺の皮膚が感染を起こして、へその表面が痒くなるのです。
これを臍炎といいます。
もうひとつ、へその奥が痒くなる原因としては、尿膜管が細菌に感染しているからです。
これは不快な臭いも発し、痒いだけではなく、発赤や痛みを起こしたりもします。
雑菌が入り込み炎症をおこしてしまうと、腹膜や内臓にまで炎症を引き起こすことにもなりかねません。
酷くなると膀胱と癒着してしまい、へそ部から膀胱の尿が漏れる臍尿痩という病気を引き起こします。
こうなると手術が必要となってしまいます。
へそから変な汁が出た時は
へそから嫌な臭いが出始め、膿のような汁が見受けられたら、これはへその細菌感染(炎症)が考えられます。
痛みが伴う場合は尿膜管遺残などが疑われます。
生まれた時には消えてなくなる筈の胎児期の尿膜管という器官が残ってしまっている病気です。
成人の2%はこの尿膜管遺残があるという報告があるとのことです。
但し、病院によっては診断結果が異なることや、処方される薬も違うということもあります。
そのため、始めから総合病院よりも、尿膜管の摘出手術をこなしている泌尿器科への受診をお勧めします。
へその臭いの原因としては、へそに垢や汚れが溜まりそこに細菌が臭いの物質を作り出しているのが原因の一部となっています。
そこに外的な強い刺激などにより細菌がその垢や汚れの栄養分を取り込んで炎症を起こす事が理由となっています。
ある研究者が5000人を対象にへその垢を採取して統計を摂った所、へその周囲が毛深い程垢の蓄積量が増加するという結果が表れたそうです。
またある医師の統計によると、脂肪が多い女の方に顕著だったそうです。
ともかく、へその炎症が長引いたりした場合は、消化器外科や小児外科を受診される事をお勧めします。
子供の頃にへそのゴマなんか取っちゃいけないよ!なんて親に叱られた憶えがあります。
でもあれ、弄るとばい菌が入るからという的を射た言葉だったんですよね。
ですがある程度は臭いなど防ぐ意味でも表面を清潔に保つことも必要なんですね。