温泉、気持ち良いですよね。特に健康にも良い岩盤浴も近年流行っています。
ただ、温泉に限らずお風呂には理想の入浴時間であるとか、高齢者の方や赤ちゃんなど生後1ヶ月の乳児のお風呂への入れ方などのルールもあるようです。
今回はそんなお風呂に正しく入るのに必要な情報をご紹介いたします!!
年代によって入浴時間はどの位が適当なの?
気持ち良いお風呂に浸かりすぎ逆上せてしまったなんて経験ありませんか。
お風呂の時間は、それぞれの年代によって理想の入浴時間があるようです。
成人では、入浴時間は約30分~40分で湯温は約38~39℃、冬場は39~40℃のお湯で20分程度浴槽に浸かるのが適当です。
家庭でのお風呂では子供の場合、入浴時間は30分程でお湯に浸かっている時間は10分~15分程が理想です。子供さんがアトピー性皮膚炎と診断されている場合は正常な皮膚の働きが鈍いので、温度調節が難しい為お湯の熱さを感じやすいのです。この場合はぬるめのお湯に短めに5分程浸かることがベストです。
生後1ヶ月の乳児を入浴させる時は、自宅でベビー用バスでの沐浴が普通です。ぬるめのお湯で10分以内を目安として下さい。赤ちゃんの首がすわっていて、一定時間お座りが出来るようになればママの介助の上で入浴させます。この場合湯温は39℃位、時間は長くても15分以内が適当です。
高齢者の場合は、冬場の寒い時期に入浴事故が発生しやすいことが知られています。
入浴中の事故とは、気温、浴室の温度、湯温や水圧の影響などを受けて、心臓や血管に異常反応などの発作が起こり、意識障害を起こしたりして、転倒や浴槽では溺水の事故に繋がります。
事故を防ぐには、①長湯をしない。②脱衣場や浴室の室温が低くならない工夫をする。③食事直後や深夜に入浴しない。特に心肺の慢性疾患や高血圧症の人は充分気を配ることに越したことは有りません。理想の入浴時間は浴室では30分~40分程度、湯温はぬるめの38~39℃で浴槽には15分~20分程浸かると良いでしょう。
普通のお風呂と温泉、岩盤浴での入浴時間は?
日本人はお風呂の好きな人種ですね。確かに湯船に浸かる時は至福の思いですし、身体が温まることと、一日の汚れも取れます。
ところがあまり長い時間湯船に浸かっていると体力を消耗します。疲れると抵抗力がなくなり病気にも感染しやすくなります。
では、理想の入浴時間とはどんなものでしょう。
温泉は身体に良いと言います。これは温泉に含まれる成分が身体の表面から体内に入ることによって様々な効果を生むのです。これ薬理効果というのですが、ゆっくりのんびり入浴するには、成人であれば10分ほど浸かったら浴槽から出て水分を補給し休憩してからまた入浴を3~4回繰り返します。体に負担をかけずに温熱効果や薬理効果を得ようとするならば、額が軽く汗ばむ程度の入浴時間として1時間程度が適当でしょう。
普通のお風呂でも身体が温められると、そこで温められた血液は1分以内で全身を巡りますから、熱い湯に3分浸るよりもぬるい湯に20分浸るほうが、体の芯から温まることになるのです。但し、30分以上の長湯は長距離走と同じ位の体力を消耗させます。理想の入浴時間は30分~40分、浴槽には15分~20分を目安にすることをお勧めします。
岩盤浴は岩盤の遠赤効果で、ゆっくりと体を温め、体に蓄積された老廃物を対外へ排泄させてくれる効果があります。発汗作用が顕著に起こりますので、時々休憩をいれながら水分の補給を常にするようにして下さい。
岩盤浴が初経験という方は、50分~60分程度にし、途中2回程度休憩をとり水分の補給をしましょう。慣れて汗腺機能が高まった人なら90分と長めに入浴したり、途中1回の休憩だけでもよいでしょう。
お風呂に入ると疲れも取れ、本当にリラックスできますね。ですがやはり長湯は禁物です。
長湯はかえって肌を乾燥せてかさかさの状態にしてしまい、体力を奪って病気に付け込まれやすくなりますから適度の時間での入浴を心掛けましょう。