喉がイガイガする…。どうも痰が絡む感じがして、ティッシュに出してみると黄色い痰が…。
これはびっくりしますよね。
風邪だろうと思っていても、何か大きな病気が隠れているんじゃないだろうかと心配になるのも当然です。
怖い話ですが、実際、黄色い痰は大きな病気のサインだということもあります。
だとすると早期発見をしたいですよね。
ここでは、考えられる病気を挙げ、少しでも不安の軽減をお手伝いすることができればと思います。
黄色い痰が出るのはバイ菌を体の外に追い出しているから!
痰には体にとって有害なウイルスや細菌を体に入れないようにする仕組みがあります。
黄色い痰は、粘膜に細菌などが増殖している証拠なのです。
体にとって何らかのバイ菌が侵入し、免疫機能の白血球が細菌と闘っています。
痰が出る頃は体がそのバイ菌を追い出そうとしている時期だとも考えられます。
ですので、痰が出る時は我慢せず、どんどん吐き出すようにして下さいね。
咳がひどい時は、マスク着用も周囲に対するマナーです。
もし、2週間以上経っても黄色い痰が続く場合は、気管支炎や気管支喘息、肺炎、結核などの感染症の可能性もあります。
長期に渡って色が混ざる痰が続く時は早めに病院を受診しましょう。
また、季節の変わり目などはアレルギーが原因ということも考えられます。
これは中々判断が難しいですが、いずれにしても病院に行くのがベターでしょう。
咳が出て喉も痛いときは風邪?
喉に痛みがあり、咳も出ている時は、気管支に炎症が起こっていると考えてよさそうです。
恐らく喉も真っ赤になっていることでしょう。
これは、細菌感染症といっていわゆる風邪の症状です。
黄色い痰が出る最も多い原因です。
空気中には無数のウイルスや細菌が浮遊しており、ほとんどの場合体には無害なのです。
しかし、疲れが溜まっていたり睡眠不足だったりした場合、体を守ろうとする免疫機能が低下してしまいます。
その時、くしゃみや咳で痰や鼻水の粘液と共に細菌を体の外へ排出しているのです。
くしゃみや咳が続くときはとてもツラいものですが、体を守ろうとしている大切な役割だということをご理解いただけたでしょうか。
黄色い痰にはそのような意味があるのです。
症状を軽くするためにできる事とは?
黄色い痰が出ているときは、うがいを丁寧に行いましょう。
うがいにも方法があります。
まず、口の中の汚れを落とすために、水を含み正面を向いてブクブクうがいをします。(1〜2回)
このブクブクうがいには、他のバイ菌を体に入れないという役割があります。
その後、新しい水を口に含み、上を向いて口を開け、ガラガラうがいをします。
この正しいうがいを続けて、しばらく続けて様子をみてみましょう。
それでも症状が改善されなかったり、もしくは2週間以上痰が続くような場合は、病院で診てもらうことをお薦めします。
病院もどこへ行くべきか悩みますよね。
喉の痛みがある場合は耳鼻咽頭科、他に自覚症状が無ければ内科で肺のレントゲンを撮ってもらったほうがよさそうです。
具体的に、「いつから、どのような症状があるのか」詳しく伝えるようにしましょう。
症状に合わせた薬を処方していただけると思います。
いずれにしても、免疫が落ちた体には休養が一番です。
安静にし、早く良くなって下さいね。
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