冬場になると指がひどくかゆくなる…。
よく見ると指に小さなぶつぶつがたくさん出来ている…。
思い当る方いらっしゃいませんか?
実は、家事などの水に触れる機会の多い主婦の方によく聞かれる悩みだそうです。
我慢できないかゆみから気が付くと掻いてしまう…。
掻いてしまうから治りにくくなるという悪循環。
ホント、どうにかしたいですよね。
指のぶつぶつ・ぷつぷつの理由とは!?簡単なケアの方法をご紹介
指のぶつぶつ・ぷつぷつは手湿疹(指湿疹)、時には主婦湿疹と呼ばれています。
原因はまだわからない部分が多いそうです。
ただ、考えられるのは皮膚の乾燥。
実は、水仕事をした際、急激に皮膚から水分が抜けています。
特に、食器を洗う際、洗剤も多量に使います。
皮膚には乾燥を防ぐために脂(皮脂)が皮膚を覆っていて、守る役割があります。
洗剤を使用した水仕事は、この大切な皮脂まで洗い流しているのです。
そうすると、どんどん水分が蒸発し指にぶつぶつとして湿疹ができるのです。
この、乾燥による湿疹は、皮膚が修復しよう、治ろうとしているときにかゆみを伴います。
よく、かすり傷などの怪我が完治する頃、かゆくなった経験はありませんか?
それと同じことなのです。
そこで、乾燥を防ぐためのケアが知りたいですよね。
まずはやっぱり、水仕事のあと、ハンドクリームやワセリンで保湿を心がけることです。
ハンドクリームの正しい塗り方をご紹介します。
https://youtu.be/r4M7acbVYGE
ぶつぶつ・ぷつぷつを治すというよりは、保湿を目的にたっぷり塗ってあげましょう。
最近では、「水仕事OK」の優れもののハンドクリームも販売されています。
水に触れる機会の多い皆様にはありがたいですね。
あと、他に考えられるのが手足口病です。
手足口病は夏場に多い病気ですが、足や口にもぷつぷつ・ぶつぶつができている人は少し疑ってみてもいいでしょう。
手だけに湿疹が出るケースもあるので、十分に注意が必要です。
かゆみと一緒に痛みもあります…、どうしたらいいですか?
手湿疹には、よくあかぎれも伴っていることが多いそうです。
痛みは、このあかぎれが原因かもしれませんね。
あかぎれとは、皮膚の乾燥が進み、指先など深く切れた状態です。
テレビCMでは、「ぱっくり割れ」とも表現されています。
切り傷と同じ状態なので、かゆみだけでなく痛みもあります。
手湿疹のケアと同じように、保湿を十分に行ったあと、あかぎれによい軟膏を塗りましょう。
水がしみないようにコーティングしてくれる薬もあります。
ドラックストアなど薬剤師さんに相談してみましょう。
ただ、いくらケアを心がけてもよくならない場合は他の病気の可能性もあります。
皮膚科のお医者さんを受診しましょう。
ぶつぶつ・ぷつぷつがあっても、かゆみ・痛みがない時は!?
手湿疹と見分けがつきにくいものに、手白癬(はくせん)があります。
つまり、手の水虫です。
手白癬も水仕事をする方に多く見られます。
皮膚科で、白癬菌の有無を検査してもらうことですぐにわかります。
手白癬にはハンドクリームやステロイド剤は全く効果がありません。
抗真菌薬を内服しましょう。
一か月ほどでよくなります。
一口に、手のぶつぶつといっても、ニキビのように炎症をおこしていることもあります。
症状が改善されないときは、専門医に診てもらうことが大切です。
また、水仕事は生活習慣に関わってくることもあり、保湿や軟膏を塗ってもよくならない時があります。
生活習慣を改善することはなかなか難しいものですが、綺麗な手を保つために、ちょっとでも水仕事の時間を減らすことができたらいいですよね。
それでも、手に優しい洗剤を選ぶなど、心掛け一つで変わってくるものです。
早く良くなるといいですね。