五月病の症状が出るのは新入生に限るものではなく、主婦や子どもにもあるそうです。
症状としては、めまいや下痢、眠いなど頭痛を伴う時もある様です。対策などを調べてみました。
子どもや主婦の場合の五月病。
就職した職場や入学した学校などに最初は張り切って行っていたのに、五月頃になると何となく元気がなくなる、疲れやすい、仕事や勉強などに集中力がなくなるなどの症状が出始めるのが五月病と言われています。
これは五月に限って起きるものではなく、割りと物事にこだわりがちな人や、内向的なひとなどにも五月病になりやすいと言われています。大抵は一過性の心身の不調で通り過ぎ、1~2ヶ月程度で自然と環境にも慣れて症状が良くなるということです。
この五月病は新入生だけではなく、子どもや主婦にも症状が出ると言われています。
では子どもの場合はというと、新学期が始まってから五月のゴールデンウィークの後当りになると、新しい環境や友達などに対応しようと必死に頑張ってきた結果、馴染むことができないなどで体の内面から疲れてきて、やる気が失せてしまい登校拒否等になってしまう事があるということです。
こうなると、元気がない、朝が起きられない、学校には行きたくないなどの変調が見られ、場合によっては食欲もなく風邪と似たような症状や下痢や嘔吐などもするようになります。
主婦も同様です。春の陽気になってめまいや頭痛がする、眠いなど元気が出ないといった体調を崩すなどの傾向が見えたら五月病をまず疑ってみる必要があります。
主婦の場合、環境などが変わった時に、その変化に対応すべく一生懸命頑張る。子ども達の新しい学校生活に引きずられる形で、母親としての人間関係においても自分自身を適応させなければならない。
専業主婦としても生活環境を頑張ってやっと軌道に乗せることが出来、緊張の度合いもほぐれたかな、とホッとしたところで自分が突然ドッと疲れがでていることに気がつく。何か不測の事態が起きた時には、自分の対応の悪さが原因なのかと自己嫌悪に陥ったりして悶々とする。これ、自身の体を休めという赤信号でもある五月病なのです。
五月病の対策について。
では、図らずも五月病になってしまったと思われた場合の対処方法はどのような具合で解消していったら良いのでしょう。
元気が出ない、体調を崩すなどの五月病かな?と思う症状は大人だけではありません。
新学期に入り、新しい先生や友達など新しい環境にわくわくしていた子ども達もゴールデンウィークを過ぎたあたりから元気が無くなるということがあります。これは周りの環境に早く馴染もうと頑張ってきた反動で、体の内面から疲れが出てきているのです。
このような心の変化が見られたら、対策として根気良く話しを聞いてあげることが一番です。家庭内でも話が出来るような雰囲気作りの工夫が大切です。これは自分のことを良く理解してくれ、自分のすべてを受け入れてくれる人がいるという事だけで安心もし、満足し症状が和らぐのです。万一症状が重いなと感じたら、学校や自治体のスクールカウンセラーや医師に相談してみると良いでしょう。
何だか疲れてしまったなぁ。と感じてしまっている主婦の場合の対策は、まずは、今まで持っていた重い荷物を足元に置いて深呼吸をして見ましょう。新しい環境に対応していろいろやってきた事を振り返り、思い返してみて無駄ではなかったという事に気づけば、それは小さな経験の積み重ねとして却って自信になる筈です。
そして、気分転換にリラックスできる事をして見ましょう。方法はいろいろあると思いますよ。自分のすきな趣味に没頭する。スポーツやカラオケ、音楽をゆっくり聴く、読書あるいはタップリ寝てみる。いっぱい有るでしょう。
食事も栄養のバランスを考えて、規則正しく、野菜や果物を摂ることも必要だそうです。
心と体に気をつけたうえで、新しい環境を楽しめるよう心がけてください。
新環境になじむ事は大変重要なことなのですが、ここで必死にならずに自分のペースで生活していくことが五月病予防の一つの手段です。
環境には時間が立てば慣れていけますし、自分のペースを保ちながら調整していくことも大切です。