夏だ!海だ!山だ!楽しいレジャーの季節ですね。
思いっきり楽しんだ後は夕涼みをしながらスイカを食べて、縁側でのんびり……と思ったらチクっと腕がかゆい……。
夏になると一度は経験する蚊による虫刺され。
虫除けや蚊取り線香をウッカリ忘れてしまうこともありますし気をつけはしたいけれど、まあ、たかが蚊だし……と、軽んじる無かれ蚊に刺されることでアレルギーになるってご存知ですか?
症状は?対策は?お薬はなにを飲めばいいのでしょうか?徹底解説して参りましょう!
蚊のアレルギーとは
蚊に刺されたときの症状は大きく分けて2タイプ。
私たちが良く知るのは刺された直後、30分~1時間赤くはれて痒みがあり、翌日にはなくなってしまう即時型反応と呼ばれるもの。
それとは逆に翌日になってから赤くはれて水ぶくれになってしまうタイプのものを遅延型反応といいます。
双方の反応で炎症や腫れが酷かったり、刺されてから1週間たっても痒みが収まらないなどの症状が出てしまった場合、蚊の唾液線物質に対するアレルギー反応ありと判断してよいでしょう。
ダニにさされた場合も同じような症状が起こる場合があるので、直ぐにアレルギーと決め付けてしまうのは早計ですが、まずはお医者さんへ行き判断してもらうのが良いでしょう。
蚊のアレルギーを心配した際、もしくは十度の虫刺されで自分で判断が難しい場合にかかるべき医者は皮膚科です。
指された部分を軽く水で流すなどして清潔にしてから病院を訪ねるのが宜しいでしょう。
間違ってもこすりつけたり掻き毟ったりするのはやめましょう。
なお、蚊によるアレルギーで死亡するような症状がおこる報告は稀です。
しかし、アナフィラキシーショックによる重度症状に陥ることは十分にありえますので、アレルギーの診断を受けた場合には気をつけるに越したことは無いでしょう。
このあたりは他のアレルギーと同様に考えてよさそうです。
蚊を媒体として感染する病気の有名どころで言えばマラリアなどがあげられます。
最近ニュースをにぎわせたデング熱も蚊を媒介としています。
日本国内にいれば大丈夫、と思われがちですが年間10数名の感染は報告されているので知識として認識しておいてもよいのかもしれません。
お医者さんでの治療と、対応できる市販薬
お医者さんにかかった場合、塗り薬と飲み薬とをもらっての治療が一般的になります。
医療薬品名を言えば抗ヒスタミンと呼ばれる薬を処方してもらいます。
皮膚の炎症が軽度である場合は抗ヒスタミン・非ステロイドを、炎症が重度の場合は抗ヒスタミン・ステロイドの塗り薬になり、痒みが強い場合は抗ヒスタミンの飲み薬をもらいます。
市販薬で代用しようと思う場合は、配合成分からヒスタミンやステロイドの文字を確認し、炎症がある場合はステロイド、痒みがある場合はヒスタミンを内用した薬を使うようにしましょう。
ただし、市販薬品は当然お医者さんの手によって処方されるものとは異なります。
更に素人目線で、大丈夫!と安易に考えてしまうのは事態を悪化させたり、良くない結果に繋がることも想定できますので、緊急の緊急でもない限りはお医者さんから処方された薬を用いるのが安全です。
蚊に刺されないようにするには
アレルギーの原因となる蚊を遠ざけるのに有効的なのは、夏の風物詩ともいえる蚊取り線香です。
あの線香のにおいはちょっと苦手……という方は、臭いの発しない虫除け対策商品をドラッグストアーなどでお買い求めいただくと良いでしょう。
また小さなお子さんや、赤ちゃんが眠るときなどは原始的な方法にはなりますが、蚊帳などを張って完全にシャットアウトするのも効果的です。
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蚊は人の発する二酸化炭素や体温などによって来ますので、外出時の虫除け対策も万全に行う必要があるでしょう。
虫除けスプレーはにおいもさることながら独特のヒンヤリ感で苦手とする人もいますが、刺されてしまってからでは遅いので多少の我慢も必要となってくるでしょう。