最近ではシュガーレスガムやカロリーオフ表示のガムをよくみかけます。
しかしそれに反するように、ガムを食べ過ぎたことによる悪影響の噂もよく耳にしますね。
ガムを食べると太る、または下痢になりやすいなど。
オナラが出やすくなるなんて話を聞くこともあります。
今回はそういった噂の根拠などについて調べてみました。
ガムを食べ過ぎると太るのでしょうか
ガムの種類は数多くありますが、形状については板状と粒上の2種類に分類できます。
そしてどちらのタイプであってもそれほどカロリーが高いわけではありません。
板状のガムであれば1枚あたり10kcal程度。
粒上のものなら1粒あたり5kcal程度が目安です。
ただ粒上のガムをボトルタイプで販売するものが増えました。
オフィスなどでも机の上に置いている方をよく見かけますね。
いつでも手が届く場所に、量を気にすることなく口に出来るものがあるとついつい食べ過ぎてしまいます。
ここまででお分りのように、ガムを食べるから太るのではありません。
少ないカロリーであっても食べ過ぎるから太るのです。
ガム1つ辺りのカロリーは確かに少ないですが、味付けの甘味料には糖分も含まれます。
食べ過ぎには注意しましょう。
ガムの食べ過ぎで下痢になるというのは本当でしょうか
これもよく効く噂の一つですね。
ガムの食べ過ぎで下痢になる、本当でしょうか。
結論からいいますとこの噂の正体はキシリトールガムです。
大雑把な説明となりますが、キシリトールは消化されにくい上に水分を含みながら腸内を移動します。
体質的にこういった現象に反応しやすい人は少しの量でも下痢になる可能性があります。
また先ほどの内容と同じですが、お腹が強いと呼ばれる人でも食べ過ぎれば弊害がでます。
これについても同様に、食べ過ぎに注意すること。
これでガムが原因となって下痢になることは予防できます。
ガムの食べ過ぎでガスがたまる理由と健康への悪影響について
キシリトールでお腹が緩くなってしまうことについては述べました。
消化されにくいことが原因の一つなのですが、このことがガスを発生させる元ともなります。
また調味料の一つであるソルビトール。
これはカロリーを控えるために砂糖の代わりに使用される甘味料です。
シュガーレスガムで使用される甘味料のほとんどがこのソルビトールと言えるでしょう。
そしてこのソルビトールもキシリトールと同様に消化されにくい成分です。
これら2つの成分は消化されないまま腸内にとどまり、ガスを発生させる原因となることがあるのです。
これに加えガムは噛んでいる間に空気を多く取り込みますね。
この空気が体内に多く取り込まれてしまうこともガス発生に関係します。
いずれも適度な量であればそれほど影響はありません。
ただ過剰に食べ過ぎることによってガスを発生させるなど、健康面で悪影響が出る可能性があるということなのです。
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