「人間の体の60パーセントは水分でできている」
何かのコマーシャルで聞いた覚えがありませんか?
人間に限らずほとんど全ての動植物にとって水分は欠かすことができません。
そこで重要になるのが水分補給ですが、どのような種類の水分であっても効果に変わりはないのでしょうか。
水分の種類ごとに少し詳しく見ていきましょう。
水分補給には水やお茶、スポーツドリンクなどどれでも効果は同じなのでしょうか
一口に水分と言っても種類は豊富です。
一番身近なのは純粋な水ですが、その他にもいろいろな飲料がありますね。
水分補給と聞くとスポーツなど、身体を動かしている時を連想してしまいがちです。
しかし人間の身体は通常の新陳代謝でさえ一日約2リットルの水分を排出しています。
「一日に2リットル水分を摂りましょう」、とよく言われるのはこれが根拠となっているのです。
したがってスポーツや仕事など、特に身体を激しく動かす時だけが水分補給の対象ではありません。
ではそのシーンごとに適切な水分の種類は変わってくるのでしょうか。
次項で代表的な水分、水・お茶(麦茶、緑茶など)・スポーツドリンクに分けて解説していきます。
水分補給に用いる飲み物の特徴について
それではそれぞれの飲料について順に特徴を見ていきましょう。
水
一番身近でお手頃に摂れる水分です。
カルシウムなどが微量に含まれてはいますが、基本的に成分なしと考えていいでしょう。
お風呂上がりや就寝前など、軽く水分を摂るには適しています。
ただ運動中や炎天下の作業など、水分の他塩分などが必要な場合にはやや役不足と言えるでしょう。
お茶(麦茶、緑茶など)
お茶も水と同じで栄養分と呼ばれる要素はほとんど含まれていません。
通常時の水分補給には問題ありませんが、水とは違ってカフェインが含まれていることが特徴です。
運動中などに大量にお茶(麦茶、緑茶など)を飲むと、カフェインの利尿作用が効きすぎてしまうのであまり適しているとは言えません。
⇒麦茶の飲み過ぎは健康に悪い?下痢や腹痛にもなりやすくなる?
スポーツドリンク
純粋な水には運動中に必要な塩分などの成分が不足していると書きました。
スポーツ飲料はこういった成分を補う働きがあります。
運動中や夏の野外活動などの際には適した飲料と言えるでしょう。
ただスポーツ飲料はカロリーが高いという特徴があります。
また種類によっては糖分を多く含むので、平常時に大量に飲むことはおすすめできません。
ジュースなどの嗜好品について
ノンシュガー、ノンカロリーを唄っているジュースであってもその代用品が必ず使用されています。
糖分が多く、しかもカロリーが高いということはジュース全般に言えます。
あくまでも嗜好品の範囲として楽しむ程度にとどめましょう。
小さなお子さんは真夏の水分補給にジュースを飲みたがりますが、大量に摂取することはおすすめできません。
水分補給にもっとも有効な飲み物な何でしょうか
水分の種類について簡単に解説してきました。
結論としましては、その時の状況によって適した飲料は変わってくると言えます。
ただスポーツの時には必ずスポーツ飲料でないといけない。
水だけでは弊害がある、というわけではありません。
水しかなければまずは水分不足にならないよう水を飲みましょう。
その上で塩あめを食べるなど、不足した要素を補給すれば問題ありません。
また、夏ならばスイカもおすすめですよ。