顎のしゃくれの治し方は?治すにはマッサージや矯正が必要?

しゃくれた顎は生まれつきだからと諦めていませんか?

しゃくれ顎は歯の噛み合わせにも影響が出て、健康にも良くありません。

 

治すに越したことはありませんね。

治し方にはマッサージとか矯正によるものなどがあるようですので、調べてみたことをご紹介します。

 

 

しゃくれ顎を治す方法は

 

顎のしゃくれは「顎のしゃくれの原因は?肉の付き過ぎ?基準についても解説!」でも書いていますが、大きく分類すると二つの原因が考えられます。

 

一つは顎の噛み合せのトラブルである「咬合障害」。

この場合、上顎の歯よりも下顎の歯が前方に突き出した状態になります。

もう一つは顎の骨の先端部が大きく発達しているケースです。

 

軽度の咬合障害であれば、歯科医による矯正(マウスピースなど)で改善され、治す可能性があるのです。

重度であればやはり手術を受けるしかありませんが、矯正の方法としてはいくつか紹介されています。

 

マッサージ

 

しゃくれた顎は生まれつきだからと諦めていませんか。

顎の骨のレントゲンを取ればわかるように、ほとんどの場合顎の骨の長さ、形自体は他の人と変わりません。

原因は顎の使い方にあるのです。

 

骨の形状が尖っている訳ではなく、突き出すような形で顎関節が固まってしまっているのが原因です。

 

ちょうど耳たぶの下あたりが顎関節になるのですが、固めているのは筋肉であり、自律神経であり、ホメオスタシス機能(恒常性維持機能)です。

 

顎自体に付いた肉については、マッサージをする事により柔らかくなり、分解されリンパ線を通って小さくなります。

 

手を当てて暖め、顎の関節を緩めるよう意識しましょう。

顎関節に限らず骨の位置は簡単に変わると言います。

 

矯正

 

前述の歯科医によるマウスピース等を使用して矯正する方法もあります。

これはワイヤーを歯にかけることだけで歯を動かし上下の歯の隙間を埋める訳です。

 

手術が無い分患者にとって楽でしょうが、あくまで歯並びを整える事だけですので根本的な改善とは言い難く、治す方法では有りません。

数年してまた噛み合わせが悪くなることがあるということです。

 

シリコンプラテーゼ

 

半永久的な効果を望む方にお薦めの方法です。

 

この手術では、下唇の裏側2~3cm程を切開して、フェイスラインに合わせて最も理想的な顎の形にカットしたプロテーゼ(身体の欠損した部分を補う人工物)を骨の上に挿入します。

 

その施術は、わずか30分程度と短時間で終了するのが特徴です。

口の中の粘膜は傷の治りが早いので、術後の経過もよく、傷跡も気にならないということです。

 

手術

 

顎骨切りといい、水平に下顎骨を切り取り、切った下の部分を骨ごと前へずらして顎を前へ出す方法です。

これは向かない人もいますので医師との相談をする様にして下さい。

 

※ 向いてない人:顎が引っ込んでおり、前方に6mm以上出したい場合。

 

外科矯正手術を受ける場合、術前矯正で歯並びを作った後、手術である程度顎を下げて、 術後矯正で完全な噛み合わせをつくります。

 

 

以上方法のいくつかを挙げてみましたが、これらはみな「自分でなんとか治せる」レベルというものではありません。

 

歯科医や美容整形外科医、あるいは内科医などの専門医師に相談された方が良いと思います。

 

まずは、「しゃくれ」の原因を突き止め、それに最も適した治療を受けると良いでしょう。

 

残念ながらご自分の努力だけでは解決できませんので、ネットなどに溢れるいい加減な情報などにも惑わされぬような注意も必要です。

 

マッサージ療法の方法は

 

顎のしゃくれを治す方法として、軽度のものについては、自宅で簡単に出来るマッサージトレーニングが有効な手立ての一つです。

 

顎は頭蓋骨に固定されていないからズレやすいのです。

また、顎は頭蓋骨に腱と筋肉によってぶら下がっている状態で存在しますので、顎の筋肉を支える筋肉が弱まると安定しません。

 

つまり、舌と口の周りの筋肉を鍛えると、歯の位置と顎の位置が正しい場所に修正され、その結果噛み合わせを矯正する事ができ、しゃくれ顎の矯正にも効果が図れるという事です。

 

具体的には、耳の付け根と顎間接部分を大きく円を描くように指の腹を使って力を入れないで30秒くらいマッサージして下さい

 

力を入れ過ぎると逆に筋肉を傷めてしまう怖れがありますので軽めに行って下さい。

目安としては1日1回・2回程度にして下さい。

 

顎の筋肉の緊張感を緩めると同時に血行も良くなり、顎関節症の予防にもなります

 

 

しゃくれ顎がコンプレックスになっている方は多いと思います。

ネットで溢れる情報等は鵜呑みにせずに、また自分本位の施術はいけません。

矯正を望む方は、専門医師の診断を仰ぎ、よりベストな方法を選ぶことが大切です。